現在世界的にもっとも広く使用されているもので、一旦染まると色持ちが約2か月と長期的に持続します。染毛力に優れていますが、有効成分の「酸化染料」が体質や肌状態によってはかぶれの原因になるため、使用前には毎回必ず皮膚アレルギー試験(パッチテスト)をおこないます。その「酸化染料」が原因となって起こるアレルギー性接触皮膚炎のことを美容業界では『ジアミンアレルギー』と習慣的に呼んでいます。
酸性染料という色素を利用した「ヘアマニキュア」や「酸性カラー」なkどと呼ばれている製品や、酸性染料とは違う色素を利用したHC・塩基性染料「カラートリートメント」などと呼ばれている製品があります。このタイプのほとんどの製品では使用前の皮膚アレルギー試験(パッチテスト)は不要ですが、一部に必要な製品もあります。
顔料などの着色剤を毛髪の表面に付着させて、髪を一時的に着色するために、毛髪着色料とも呼ばれます。ヘアマスカラ / ヘアファンデーション / ヘアカラースプレーなど
・即時型 即時型アレルギーの場合、ヘアカラーの最中もしくは直後に症状が現れ始めます。 症状例:息苦しさ、めまい等の気分の悪さ、強いかゆみ、発赤、じんましん等の皮膚異常 ・遅延型 遅延型アレルギーの場合、ヘアカラーの48時間後くらいの症状が最もひどくなります。 症状例:かゆみ、赤み、腫れ、ブツブツ等の皮膚異常
■アレルギー反応をひき起こすとされる化学物質リスト ・ジアミン類全般(医薬部外品)・アミノフェノール全般(医薬部外品及び化粧品)・レゾルシン(医薬部外品) ・分散黒9(化粧品)・2−アミノー3−ニトロフェノール(化粧品)・4−アミノー3−ニトロフェノール(化粧品) ・4−ヒドロキシプロピルアミノ−3−ニトロフェノール(化粧品)・ヒドロキシアントラキノンアミノプロピルメチルモルホニウムメトサルフェート(化粧品)・3-メチルアミノ-4-ニトロフェノキシエタノール(化粧品)・2-ニトロ-5-グリセリルメチルアニリン(化粧品)・3-ニトロ-p-ヒドロキシエチルアミノフェノール(化粧品・システィンアミン・その他
上記リストからの症状その原因の一つとされます。